【新築土地造成】擁壁は高い!予算を抑えた造成工事のお話し②~境界線編~

お話し

こんにちは

なずなけ にゃか です

なずなけは田んぼの一角を擁壁(ようへき)で囲い土を入れる造成工事をしました

田んぼとの境界は「ブロック塀」か「擁壁」

それとも「石」か

予算を抑えつつも将来を考えた土地造成ができたと思います

「ブロック塀」と「擁壁」のメリット・デメリット

前回のお話しでは「土」について具体的にかかった費用を公開しました

改めて説明すると、なずなけの土地はありがたいことにおっとっと(夫)のご両親にいただきました

田舎なので結構ひろ~い土地で田んぼです

すべてを宅地にするととんでもない広さで管理しきれないので造成工事をして田んぼの一部を宅地にしました

4面のうち片面は道路、片面は住宅(お隣さん)他の2面は残りの田んぼに接します

どのくらいの大きさを埋め立てたかというと、

だいたい100坪ほどです

100坪のうち20坪は畑で、80坪は宅地としました

さて、4面のうち2面は田んぼと接するわけですが

長さ的には宅地と畑合わせて21.8m×19.5mの長方形の土地となります

まず決めなければいけないのが「ブロック塀」「擁壁」

簡単にメリット・デメリットを表にまとめてみました

ブロック塀

[メリット]

  • 費用が安い

[デメリット]

  • 耐久性の面で擁壁に劣る
  • 割れやすい

擁壁

[メリット]

  • ブロック塀に比べ耐久性に優れる
  • 割れづらい

[デメリット]

  • 費用が高い

「ブロック塀」は一つ一つのブロックをモルタルというセメントでくっつけながら積み上げていくのに対し

「擁壁」はでっかい一つの壁を横に並べていきます

普段よくブロック塀が割れているのを見かけたことはないでしょうか?

こんな感じで

その点、擁壁は大きな一塊なのでブロック塀に比べて割れづらいです

長い目で見たときに擁壁のほうが安心できるのではないかと思います

「ブロック塀」と「擁壁」実際にかかった費用を大公開

では実際にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか

なずなけの場合ですが、このような見積もりでした

「ブロック塀」‥約39万円

「擁壁」‥約62万円

上記見積もりは宅地までの15.5m分となります

なずなけは土地の4面中1面のみ擁壁を入れたのですが、

長さは21.8mとなります

後述しますが、もう一面住宅に接する面には造成後の土地に境界線としてブロック塀を2段だけ積んでいます

長さは20.7mとなり費用は約17万円です

実際にかかった費用の内訳はこんな感じです

擁壁の金額が821,860万円となっているのは、見積もり段階では宅地までの15.5m分だったのが、実際の工事で畑の端までの6.3m分を追加で延ばすことにしたからです

擁壁の種類は「PC擁壁」というもので、これは各自治体で太さから長さまで規定があるようです

なずなけは市街化調整区域内での造成工事となりますが、しっかり指定の擁壁が定められており

それに沿ったものでないと許可が下りません

少し擁壁も薄いものにすれば費用も抑えられますが、許可が通らないのでそうもいきません

ここはちゃんと下調べをし規定に沿ったものを選びましょう

擁壁に決めた理由

なずなけでは高くても「擁壁」に決めた理由があります(本当はブロック塀にして予算を抑えたかったんですが‥)

それは隣接が田んぼで自分たちの敷地なのでこのままずっと田んぼのままの可能性があるということです

もしも隣が田んぼではなく、すでに家があったり、これから家が建つため土地造成する予定があったり、すでに土が盛ってあったらブロック塀にしたと思います

長年に渡りブロック塀の片方にだけ土がありもう片方は何もない状態だと土が押されてブロック塀が崩れてきます

年々微妙に少しずつです

こんな感じでね

分かりますか?左側にある下の方のブロックが盛り上がっています

右のきれいなブロックwはなずなけのものです

これはなずなけに隣接する住宅、つまりお隣さんです

こうみえて8㎝も出てきているんです

これ空中での出来事ですが、わざわざ分筆する必要があってこれのせいで申請に時間がかかってしまいました(涙)

もともと境界を明らかにするため、ブロック塀を積み上げる予定ではありましたが、謎に8㎝間が空いている状態になっているのはそういう意味です

ここだけ住所が違うんです!w

うん、謎だ

草が生えてこないことを祈る

そして隣のブロック塀がこれ以上進出してこないことも祈る‥

これで土地の4面中3面が決まりました

1面は道路

1面は擁壁(田んぼ側の長い面)

1面はブロック塀(隣が宅地の面)

もうひとつは造成工事をして畑にした面と田んぼの境界です

境界線に「ゴロタ石」を使用

「ゴロタ石」とはゴロっとした大きめの石です

説明より写真を見るのが早いですねw

これなずなけです

いい感じでしょ

左の土地が上がっている部分は盛り土をした畑で、右側は田んぼとなります

最初は田んぼに接する2面ともブロックか擁壁にするというお話しでした

でもなんせ高いw

市街化調整区域内だけあって近所は田んぼや畑ばかりなので散歩(するふりを)して

近所は田んぼと畑の境界をどうしているか、偵察しまくりました(普通に不審者w)

するとブロック塀も擁壁もなしでそのまま土のままの状態のところがたくさんあるのです

田んぼは土地が低く畑は土地が高いのでそのまま境界は土の坂になっている感じです

できるんだったらこれがいい

だって予算抑えられるし

別に畑側だから多少土が崩れたって問題ないし

と思い工務店さんに相談してみました

そうすると工務店の担当ベテランセンスありありの凸(でこ)さん「やはり境界線になにかしらのものは置く必要があります」とのこと

凸さん「おそらくご近所さんは大昔からその状態だから成り立っているだけで今はちゃんと境界線の設置がいる」

とのことでした

まぁなんとなく納得はできる‥

(法ならば従うしかないな、しょうがない)

と思っていたら工務店さん

凸さん「まぁゴロタ石とかならブロックよりもお安いですしいいかもしれないですね」

最初「ゴロタ石」と聞いたときに

石か~

ダサくならんかな~

とめちゃくちゃ心配してました

でもセンスのいい凸さんのことだからきっとよくなる

そう信じて正解でした

結果、いい感じになりました

「ゴロタ石」オススメです

まとめ(なずなけの土地大公開)

土は高い

「山土」と「残土」選ぶときは慎重に

残土の場合、どこからくるものなのかしっかり確認しましょう

予算に余裕があればやっぱり山土をオススメします

でもなずなけは残土でもよかったと思っています

境界線は何にする?

大事なのは隣になにがあるのか

将来的に隣はどうなりそうかです

隣にすでに土がある状態もしくはこれから土を盛る予定がある場合はブロック塀でもいいと思いますが

田んぼのままとなると擁壁をオススメします

これがなずなけの土地図面です

これを見たときはまだ田んぼの状態だったので、どうなるんだろ~

たのしみだな~と

ワクワクドキドキが止まりませんでした

少しばかりの不安な気持ちも(ゴロタ石に対するw)実際に造成工事が終わると吹き飛びました

2話に渡って土地造成のお話しをしてきましたが、少しでもみなさんのお役に立てられれば幸いです

次回はいよいよ始まる基礎工事!のお話し

ぜひよんでね

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